

文豪・泉鏡花の小説『草迷宮』のモデルになった神奈川県三浦半島の旧家でルポライター浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、歌舞伎の「勧進帳」で知られる石川県「安宅の関」で死体となって発見された。浅見は死の真相に近づくため金沢へ向かうが、老人の足跡は意外な場所で途切れていた……。傑作旅情ミステリー、待望の初文庫化!
内田康夫 うちだ・やすお
コピーライター、CM制作会社社長を経て、1980年『死者の木霊』でデビュー。『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦はもっとも人気の高い探偵役である。著作は浅見シリーズのほか、"信濃のコロンボ"竹村警部シリーズ、警視庁岡部警部シリースなど多数で、2007年には作品総発行部数が1億部を突破、同年第11回日本ミステリー大賞を受賞。2010年、作家生活30周年を迎えた。
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